冬休み読書第一弾
2018年の4月に発売された、元マイクロソフト社長で今は書評サイトHONZを運営している、成毛眞さんの本を、この冬休みに読んでみました。この本の中で、本の書評というアウトプットを実践すると良いということが書かれていたので早速実践してみました。
インプットした情報をお金に変える「黄金のアウトプット術」の紹介
この本に書いてあることを一言でいうと、インプットをやめてアウトプットをしましょう!、ということです。アウトプットの重要性を理解はしているが、実践出来ていない人にとって、アウトプットする際の考え方やテクニックを、この本はまとめてくれています。
これからの時代は、得た情報をどう発信してお金に変えられるかが、大切になってきます。今の仕事に対して何らかの不満を感じていたり、自分の好きなことが見つからずもんもんとしている人、仕事で成果を出したいと考えている人にとって、必ず新たな気づきを与えてくれる、おすすめの一冊となっています。
アウトプットの基本として、文章を書くことと筆者は主張しています。文章の中でも、プレゼンや企画書への活用が期待できる紹介文が、社会人が書くべき文章として適しているようです。本の紹介文など、なにかを紹介する情報をSNSなどのオープンな場で発信することは、他人からのフィードバックが得られ、世界が大きく広がると筆者は本の中で主張しています。
その際には、良い文章を書くことを意識する必要はなく、簡単に書くことだけを意識すると良いようです。文章の利点は、修正が利くことなので、修正することを前提に公開することで、次の日に読み直して修正をしたり、しばらく経ってから読み返し修正することで、アウトプットの精度を上げていくことができます。
また、アウトプットはSNS上で文章を書くことだけに限られないようです。例えば、料理をつくることや写真を撮ることなどの、身体を使って成果を残すことも、アウトプットに含まれるとのことです。アウトプットすることでしかアウトプットは上達しないと筆者は主張しています。
日本人は、「沈黙は金」や「男は黙ってサッポロビール」などの文化があり、アウトプットに対して苦手意識を持っています。「アウトプットが不足している人間は、魅力がない」そのため「良質なアウトプットアウトができれば、センスが磨かれ、アイデアが生まれ、人脈が広がり、評価があがり、必ず成果がついてくる」と筆者は主張しています。
この本の作者は、元日本マイクロソフト株式会社の社長、成毛眞さんです。現在はHONZという書評サイトを運営しています。この本で主張している、アウトプットとして文章が最も適している理由や、アウトプットする際の考え方やテクニックは、成毛眞さん本人の実体験をもとに書かれていて、説得力があります。
AIに仕事を奪われる仕事、奪われない仕事が話題になっています。「インプットを受けて、なんらかの編集をして、アウトプットをする仕事は奪われない」と筆者は主張しており、「アウトプットしないと、アウトプットは上達しない」「実際にアウトプットすることは、インプットだけしている大衆からの脱出を可能にする」今すぐアウトプットを始めなければいけない、そう思わせてくれる、読むに値する一冊となっています。